Founder's Story
創業・上場・統合。
何度も立ち上がった
男の軌跡。
エピソードを通じて語られるのは、苦境をどう乗り越えたかではなく、 何を守ろうとしたか——顧客、社員、そして業界への誠実さだ。
商社マンとして業界の「闇」を知る
株式会社ワキタ(建設・工具・機械商社)に入社。建設現場に携わる中で、地盤改良業界のデータ改ざんや手抜き工事が業界の「常識」になっていることを知った。「安全な家は、安全な地盤の上にしか建てられない」——この信念が、起業への原動力になる。
ゼロから創業。使命だけを持って。
資金なし、人脈なし、業界経験なし。それでも1997年6月、東京都江戸川区一之江で株式会社サムシングを創業。「業界にないものを創る」という覚悟だけを持ったスタートだった。
倒産危機。4,000万円の売掛金と直談判。
創業3年目、売上の90%を占める取引先が和議申請。4,000万円の売掛金が消えかける危機に、前氏は相手の社長と直談判。会社存続に必要な2,000万円の回収に成功し、生き残りを果たした。この「諦めない」姿勢がすべての原点となる。
業界初、データ改ざんをゼロにする技術を開発
GPS・インターネットを活用した施工管理システム「GeoWebシステム」を開発。現場データをリアルタイムでサーバーへ直送し、改ざんや不正入力を構造的に不可能にした。同年、住宅地盤改良装置の特許(第3447005号)を取得。創業の理念を技術で実現した転換点。
逆境の中、ヘラクレス上場を実現
上場審査の最中、同名他社による偽装疑惑が浮上し審査が中断。事実関係の証明に奔走した前氏は、最終的にヘラクレス市場(大阪証券取引所)への上場を実現。逆境で真価を発揮する、この男の本質を示した出来事だった。
経営統合と東証グロース上場。2度目の上場へ。
ITbook株式会社との経営統合を決断し、東証グロース市場へ上場。創業から21年、常に次のステージを見据え続けた経営者として、年商100億円超・年間35,000件以上の施工実績を誇る業界トップクラスの企業グループを作り上げた。
